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SimpleOpenNIをMac OS X Yosemite (10.10.2)で動かす

OSや開発環境のバージョンが上がって過去のソフトウェアが動かなくなることは世の常ですが、最近ひさしぶりにProcessingでSimpleOpenNIを使おうと思ったら案の定つまったので、そのインストールメモです。

環境

  • Mac OS X Yosemite(バージョン 10.10.2)
  • Processing 2.2.1
  • Kinectの代わりにXtion PRO LIVE

つまったこと

公式のドキュメントでは、Processing側でSimpleOpenNIをインストールした後はドライバやSDKのインストールはしなくても動くような説明(Don't need to install, should work out of the box. )がなされているのだけど、ProcessingでSimpleOpenNIのサンプルを動かしてもデバイスが見つからない旨のエラーが出る。困った。

考えられる原因

OpenNIの公式サイトが2014年4月にクローズして、OpenNIのSDKが公式配布されなくなったことと関係があるのかも。例えばSimpleOpenNIにOpenNI関係のファイルが同梱されてないとか。

こうやったらできた

  1. Processingを起動し、Sketch → Import Library → Add Library... を選択。
  2. 「SimpleOpenNI」で検索するとリストに出てくるので、それを選択してInstallをクリック。
  3. いったんProcessingを終了させる。
  4. ここから先は、OpenNI-インストール-Mac-Homebrew - Kinect-wiki の解説の通りにインストールをすすめる。

一応書いておくと、

  1. 画面右上にある虫眼鏡のマークをクリックしてSpotlight検索を表示し、「ターミナル」と入力し、候補に出てきた「ターミナル」を起動する。
  2. Homebrewをインストールする。Homebrewのページにあるコマンドをターミナルにコピペ実行するだけ。途中「Press RETURN」とかパスワード入れろとか言われるのでその通りにする。
  3. あとは以下のコマンドを順番にターミナルに入力して実行。
brew tap homebrew/science
brew tap totakke/openni
brew install openni
brew install sensor     (これはXtion PRO LIVEを使う場合)
brew install sensor-kinect    (これはKinectを使う場合)

brew install」のコマンドを実行した際に「failed to execute: make」というエラーが出たけど、無視してもProcessingでSimpleOpenNIが動きました。いまいちすっきりしないけど、とりあえずよしとします。totakkeさんに感謝。